来場者に作品を解説する村上泰子さん(右)=浜田市三隅町古市場、石正美術館
来場者に作品を解説する村上泰子さん(右)=浜田市三隅町古市場、石正美術館

 【浜田】趣味でパッチワークを続ける村上泰子さん(72)=浜田市長沢町=の作品展が、浜田市三隅町古市場の石正美術館ギャラリーで始まり、きめ細かで鮮やかな色合わせが来場者を楽しませている。27日まで。無料。

 村上さんは米国産のアンティークコットンを使ったパッチワークとキルトの作品を作り続けて35年になる。創作活動を振り返る展示会はタペストリーやバッグなど60点を並べた。

 「古希を迎えて」と題した作品は、赤色を基調に端切れを組み合わせた10センチ角のパターン(図案)を100枚縫い合わせた大作で、約3年半かけて仕上げた。人生100年といわれる時代に、続けてこられた感謝とこれからも楽しみたいとの願いを込めたという。

 村上さんは「アメリカらしい明るい色合いが特徴で、見る人が元気になってほしい」と話した。

 (吉田雅史)