自然の音を感じられる遊歩道=松江市美保関町美保関
自然の音を感じられる遊歩道=松江市美保関町美保関

 港町の風情が印象深い松江市美保関町美保関で、山林遊歩道の整備が進んでいる。「海」か「山」か、決められない、とにかく自然を満喫したい人にお勧めしたい。
 その一つ「みほの岬自然観察路遊歩道」は4月末に整備が完了した。美保神社近くの青石畳通りを抜けた先、仏谷寺から、島根半島の日本海側に出た才地区まで約1キロのコースだ。
 仏谷寺近くの墓地の間を抜けて山に入り、看板を頼りに500メートル歩くと、十字路の分かれ道がある。東へ向かえば美保関灯台(2・6キロ)、西に行けば、民謡「関乃五本松節」で知られる五本松公園(500メートル)だ。
 体力に自信のある人は東に向かってほしいが、山歩き初心者は北に向かうのがちょうどいい。鳥のさえずりと草木が風に揺られる音を感じながら600メートル。谷沿いにひたすら下っていくと、才地区の公民館横に出る。さらに北へ歩くと港まで続く。日本海をゆったり見渡せて、晴れやかな気持ちになるはずだ。
 遊歩道は50年以上前には、才地区の住民が通学や買い物で美保関地区に向かうために利用した生活道だった。自家用車が普及してから荒廃していたが、島根県が再整備した。
 松江観光協会美保関支部の安達修一事務局長(59)は「今回で整備は一区切り。この機会にぜひいろんな人に歩いてもらいたい」と話す。対象年齢は小学生以上。散策の前後には美保神社の参拝もお忘れなく。
(森みずき)
=おわり=