オリジナルカクテルの「ラフカディオ」(手前左)と「桜華」を紹介する長谷川正樹さん=出雲市平田町、エムズバー
オリジナルカクテルの「ラフカディオ」(手前左)と「桜華」を紹介する長谷川正樹さん=出雲市平田町、エムズバー

 全国バーテンダー技能競技大会で優勝した経歴があり、出雲市平田町でバーを営む長谷川正樹さん(64)が、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」にちなみ、小泉八雲とセツに着想を得た2種類のカクテルを考案した。「平田から松江のハイカラさや優美さを発信したい」とする。

 図書館で文献を調べ、人物像についてイメージを膨らませた。ロングカクテルの「ラフカディオ」はアイリッシュウイスキーをベースに、八雲ゆかりの4カ国のお酒や素材を掛け合わせた。セツをイメージした「桜華(おうか)」は、桜と抹茶の香る白ワインベースのショートカクテルとなっている。

 ドラマで描かれる松江は長谷川さんの感じる松江と重なるといい「僕のように朝ドラで八雲に興味を持つ人はきっと多い。松江は地元の人が思っている以上に素晴らしいまち。放映が終わっても定番メニューにしたい」と話す。

(今井菜月)