過去の地震の実態を地域に残る伝承から明らかにする取り組みが進んでいる。例えば北海道・東北沖の千島海溝や日本海溝で繰り返し発生したとされる巨大地震。江戸初期の17世紀には、北海道東部を中心に甚大な被害をもたらしたマグニチュード(M)9級の超巨大地震が起きたと考えられているが、歴史記録が乏しく発生時期などの詳細は...