「秋のワイン祭り」が18日、出雲市大社町菱根の島根ワイナリーであり、地元住民や観光客が限定ワインや出雲神楽などのステージを楽しんだ。19日もある。
ブドウの収穫を地域住民と祝おうと1986年の創業当初から、新型コロナウイルス禍を除き毎年開いている。今年は、焼きそばや射的から、地元食材を使ったすしやホットスナックまで約25店舗が芝生広場に出店した。
島根県産ブドウ「甲州」を使って醸し2日間限定で販売するワインや、普段は試飲できない新発売のスパークリングワインの無料試飲販売もあり、来場者は味わいにうなずきながら買い求めた。
同町北荒木から家族と訪れた会社員岩井香帆さん(29)はお目当てのスパークリングワインを手に「こういう機会がないと地元でもなかなか来られない。店内も見てみたい」と笑顔で話した。ワインやジュース10種が無料で試飲できる店内は、来場者でにぎわった。祭りの期間中、売店で買い物をするとブドウジュース(1リットル)が当たるチャンスがあるという。
19日は午前10時~午後4時。神戸川太鼓や石見神楽のステージイベントもある。
(今井菜月)