冬の大山や、身近な草花など多彩なテーマの水彩画が並ぶ=松江市東朝日町、中電ふれあいホール
冬の大山や、身近な草花など多彩なテーマの水彩画が並ぶ=松江市東朝日町、中電ふれあいホール

 【松江】画家の槙野良樹さん(66)=出雲市灘分町=が講師を務める六つの水彩画教室の合同展が30日、松江市東朝日町の中電ふれあいホールで始まった。冬の大山や身近な草花を繊細な筆遣いで描いた約60点が来場者を楽しませている。4日まで、入場無料。

 作品展には山陰中央新報社文化センター松江、出雲の両教室などの受講者約50人と槙野さんが出品した。

 冬晴れの下の大山を題材にした風景画は、周辺の畑地と漂う雲の様子も描き、牧歌的な雰囲気を醸している。石見神楽の舞をテーマにした作品や、ツバキ、クズといった草花の静物画も目を引く。

 槙野さんは「描いた人の個性や水彩画特有の優しいタッチを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

(佐貫公哉)