お色直しを終えたオブジェ「LOVE」と塗装を手伝った隠岐水産高校ボランティア部の生徒たち=島根県隠岐の島町栄町
お色直しを終えたオブジェ「LOVE」と塗装を手伝った隠岐水産高校ボランティア部の生徒たち=島根県隠岐の島町栄町

 26年前に島根県隠岐の島町栄町の道路脇に設置されたオブジェ「LOVE」の修復作業が2日、完了した。もともとウクライナ国旗と同じ配色で、作業は高校生も手伝い、住民とともに平和への誓いを新たにした。

 オブジェ(直径約7メートル、高さ3メートル、鉄製)はニューヨークで活動していた画家の川島猛さん(92)=高松市=が制作し、近くの幼稚園園長だった中川恵子さん(79)と県、旧西郷町が費用を折半して設置した。

 塗装がはげ、さびが目立つようになったことから住民有志が10月下旬から足場を組んでさび落としと塗り直しを進めてきた。作業には隠岐養護学校、隠岐水産高校、隠岐高校の生徒と先生が手伝った。

 2日はオブジェの存在を行き交う人に伝えようと、立て看板を設置した。看板には「一日も早く戦争が終結し、ウクライナの人々をはじめ、関係者に平和な日常が回復することを願う」とのメッセージを載せた。

 塗装を手伝った隠岐水産高校ボランティア部の谷口吏玖(りく)部長(18)は「ウクライナ国旗と同じ色に塗ることで、改めて平和の大切さを実感した」と話した。
       (鎌田剛)