来場客にアピールする生徒たち=広島市東区、市立広島商業高校
来場客にアピールする生徒たち=広島市東区、市立広島商業高校

 広島市立広島商業高校(広島市東区)で3、4の両日、地域・平和貢献につながる経済活動を体験する「広島市商ピースデパート」があった。島根県の物産を販売するブースが設けられ、生徒が熱心な呼び込みで商品の魅力をPRした。

 仕入れから販売までを生徒たちが学級単位で取り組む全校行事で16回目。島根県の物産販売は初回から毎回実施しており、人気企画として定着している。

 今回は「縁結び」がテーマ。シジミのつくだ煮や浜田名物の赤てんといった定番商品のほか、テーマにちなみ松江市内の和菓子店など4社が手がけた和洋菓子「ご縁をむすび」など生徒が選んだ特産品を販売した。

 手作りのおみくじを使って来場者をブースに呼び込む工夫もあった。店舗マネジャーを務めた2年生の吉元むつみさん(16)は「たくさんのお客さんに関心を持ってもらい、頑張りが報われた」と喜んだ。

 (新藤正春)