イノシシ肉を使った肉みそうどんを作る参加者=益田市美都町都茂、市美都総合支所
イノシシ肉を使った肉みそうどんを作る参加者=益田市美都町都茂、市美都総合支所

 【益田】「ヘルシー美味(おい)しいジビエ料理教室」が9日、益田市美都町都茂の市美都総合支所であり、地元住民11人が地区内で捕れたイノシシの肉を材料に、米国や中国などの家庭料理4品を作り、おいしく味わった。

 地区住民でつくる都茂地区いきいき健康づくりの会が初めて企画。今年1月に地元で捕獲されたイノシシ肉2.5キロを使い、同市金山町の料理研究家松本あづささん(49)が講師を務めた。

 レシピは、米国の「プルドポーク」やジョージアのスープ「ハルチョ」、中国の肉みそうどん「ザージャンミェン」、ラードを使った香港の蒸しパン「マーライコー」の4品。参加者は肉を細かく切り、香草と共に煮込むなどして2時間がかりで調理した。

 プルドポークはイノシシ肉を薫製してじっくり火を通して香り付けし、手で細かくほぐしてバーベキューソースを絡めた一品で、参加者は食パンにのせて満足そうに〓(順の川が峡の旧字体のツクリ)張った。

 近くの団体職員山〓(崎の大が立の下の横棒なし)萌果さん(24)は「海外旅行している気分になった。今後イノシシ肉が入手できればレシピを見ながら作りたい」とほほ笑んだ。(中山竜一)