小田川真一氏
小田川真一氏

 山陰中央新報社は8日、松江市殿町の本社で定時株主総会を開き、第103期(2021年10月~22年9月)の決算案が原案通り承認された。その後の取締役会で小田川真一常務取締役が専務取締役に昇任する人事と担務を決めた。

 5月1日に創刊140周年を迎えた103期の売上高は140周年企画の展開、デジタル事業の強化により前期比1・8%増の71億7200万円、経常利益は編集費などの増加により22・4%減の3億1800万円。税引き後の当期利益は10・2%減の2億1800万円だった。

 任期1年の取締役は10人のうち8人を再任。福丸泰文取締役(非常勤)、野々村健造取締役(島根トヨタ自動車社長、非常勤)は退任した。任期4年の監査役は2人のうち、任期満了に伴い瀬島裕樹氏(非常勤)が退任し、福丸氏(同)が就いた。

 新たな取締役の担務、執行役員の体制は次の通り。

 【取締役担務】代表取締役社長、論説担当 松尾倫男▽専務取締役、編集・NIE・NIB、総務、労務担当、編集局長兼デジタル編集長、DX推進委員会副委員長 小田川真一▽同、出雲総局長・出雲プロジェクト担当 高尾雅裕▽同、西部本社代表、石見担当 大屋剛▽取締役、東京支社長 今若靖男▽同、営業・文化事業、鳥取県・中海圏域担当、ビジネスプロデュース局長兼未来戦略室長、DX推進委員会委員長 壷倉真司▽同、販売担当、読者局長、DX推進委員会副委員長 大庭浩史▽同(非常勤) 田部長右衛門(山陰中央テレビジョン放送社長)

 【執行役員】執行役員、米子総局長兼「山陰ご縁むす美レディース」担当 藤井満弘=新任