雲南市木次町里方で飲食店を経営する村松憲さん(75)が9日、近くの斐伊保育所にクリスマスケーキ約60個を配った。豪雨被災時に支援を受けた経験から、恩返しで始めたケーキを届ける活動は45年目。喜ぶ子どもたちの笑顔に「活力が湧いてくる」と目を細めた。
1964年の山陰北陸豪雨で雲南市加茂町の自宅が全壊。全国から多くの支援を受けたことから、感謝の気持ちを表したいと、77年に被災地の子どもたちにケーキを贈り始めた。12月には地域の保育所や施設にも配っている。
この日は、真っ白なひげのサンタクロース姿の村松さんが姿を見せると、園児らはクリスマスソングを歌って歓迎。ケーキを食べた年長の村尾柊月ちゃん(5)は「おいしかった。サンタクロースが持ってきてくれて、うれしかった」と喜んだ。村松さんは「子どもたちに元気をもらえた」と笑顔を見せた。
(狩野樹理)













