島根県と鳥取県が12日、415人、517人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日確認分。10日の感染確認分は島根627人、鳥取977人だった。11、12日発表分で両県各2人の感染者が死亡し、累計死者数は島根137人、鳥取125人。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県内で診断した医療機関の所在地別内訳は、11日確認分で松江市163人、出雲市80人、浜田市、江津市各50人、雲南市22人、安来市14人、隠岐の島町10人、吉賀町7人、邑南町6人、大田市3人、飯南町、津和野町各2人、益田市、川本町、西ノ島町各1人。医療機関で診察を受けずに自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した人は3人。10日確認分は出雲市205人、松江市181人、浜田市53人、益田市37人、江津市34人、雲南市33人、大田市31人、安来市20人、邑南町11人、吉賀町8人、奥出雲町6人、隠岐の島町3人、飯南と津和野町各1人。自主検査での登録者3人。
クラスター(感染者集団)は11、12日発表分で、高齢者福祉施設や児童福祉施設など計8件発生。累計は840件。
関係者の感染確認に伴い、松江市立小3校、出雲市立の保育所1カ所と小学校2校、中学校1校、大田市立保育所1カ所が部分休園や学級閉鎖。安来市立小1校、雲南市立の児童福祉施設1施設が、臨時休所や休校となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、11日確認分が鳥取市222人、米子210人、倉吉85人。10日確認分は米子460人、鳥取市370人、倉吉147人。
クラスターは11、12日発表分で計11件発生。12日発表の8件のうち7件が高齢者福祉施設だった。累計は626件。
島根県は7日に公表した感染者のうち、出雲市内の医療機関の報告に誤りがあり受診した40人を取り下げた。累計感染者数は島根11万4136人、鳥取9万221人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計379床)51・2%、鳥取(確保病床351床)47・0%。宿泊療養は島根17人、鳥取29人。重症者は島根2人、鳥取0人。
(佐々木一全、福間崇広)