島根県が13日、1574人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。12日確認分。7月19日確認分の1608人に次いで、1日の感染者数としては過去3番目の規模となった。鳥取県も1089人が感染したと発表し、第8波が山陰両県で猛威を振るっている。
クラスター(感染者集団)は島根8件、鳥取5件発生。島根で2人、鳥取で80代2人、70代1人の感染者が死亡。鳥取の死者はコロナ以外の疾患が原因だった。累計死者数は島根139人、鳥取128人。
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、出雲市529人、松江市490人、益田市133人、雲南市92人、安来市76人、大田市70人、浜田市60人、隠岐の島町21人、邑南町20人、江津市19人、奥出雲町17人、津和野町9人、吉賀町7人、飯南町6人、川本町4人、西ノ島町、知夫村各1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した人は19人だった。
新たなクラスターは隠岐保健所管内の児童福祉施設で13人、同保健所管内の事業所と松江市内の高齢者福祉施設で各11人、同市内の事業所で9人、松江市内の高齢者福祉施設と出雲市内の医療機関、浜田保健所管内の学校、隠岐保健所管内の学校で各7人が感染。累計は848件となった。
関係者の感染で出雲市の市立幼稚園1カ所が臨時休園。松江市立小5校、出雲市の中学校1校と保育所1カ所、雲南市の市立児童福祉施設1カ所が部分休業。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子472人、鳥取市407人、倉吉210人。
クラスターは倉吉市の鳥取短大、琴浦町立しらとりこども園、境港市立境小で各11人、岩美町立岩美中で8人、米子市の高齢者福祉施設で7人が感染。累計は631件となった。
関係者の感染確認を受け、鳥取市の国府東小、遷喬小、日進小、南中、鳥取東高と八頭町立郡家東小が学年閉鎖。鳥取市の岩倉小、津ノ井小、修立小、面影小、境高と八頭町立郡家西小が学級閉鎖。鳥取市の保育施設1カ所が休園。
県内の累計感染者数は島根11万5710人、鳥取9万1310人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計370床)50・0%、鳥取(確保病床351床)45・3%。宿泊療養は島根15人、鳥取31人。重症者は島根1人、鳥取0人。