島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が15日、1084人、1149人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。14日確認分。1日当たりの感染者数が千人を超えるのは島根、鳥取とも3日連続。島根で感染者2人、鳥取で90代の感染者1人が死亡し、累計死者数はそれぞれ142人、132人となった。クラスター(感染者集団)が島根で1日当たりの公表件数としては過去2番目に多い11件、鳥取では3件発生した。

 【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、出雲市332人、松江市290人、浜田市101人、益田市73人、安来市70人、雲南市63人、大田市49人、江津市35人、隠岐の島町14人、邑南町13人、吉賀町9人、奥出雲町8人、飯南町と西ノ島町各4人、津和野町2人、海士町1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が16人だった。

 新たなクラスターは浜田保健所管内の高齢者福祉施設6人、児童福祉施設5人、益田保健所管内の高齢者福祉施設2カ所でそれぞれ6人、7人、隠岐保健所管内の高齢者福祉施設7人、出雲市内の児童福祉施設2カ所でそれぞれ9人、13人、学校部活動6人、雲南保健所管内の医療機関7人、松江市内の保育施設33人、障害者福祉施設24人。県内の累計は867件となった。

 感染確認のため雲南市立小学校1校の1学年1学級が16日から学級閉鎖となる。再開時期は未定。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市500人、米子480人、倉吉169人。クラスターは米子市の弓ケ浜小学校7人、倉吉市の保育所11人、境港市の第三中学校7人で、県内の累計642件。

 累計感染者数は島根11万8151人、鳥取9万3824人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計366床)が49・7%、鳥取(351床)は45・0%。宿泊療養は島根12人、鳥取33人。重症者は島根1人、鳥取はいない。
 (清山遼太、藤井俊行)