島根県と鳥取県が16日、1027人、1011人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。15日確認分で、両県とも4日連続で千人台を記録した。クラスター(感染者集団)は島根6件、鳥取では1日当たりで過去最多の13件発生。島根で2人、鳥取で90代1人の感染者が死亡し、累計死者数は島根144人、鳥取133人。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市328人、出雲市306人、浜田市85人、雲南市82人、益田市54人、安来市41人、大田市36人、江津市29人、邑南町19人、奥出雲町14人、隠岐の島町9人、飯南町3人、吉賀町3人、津和野町2人。医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が16人だった。
クラスターは隠岐保健所管内の児童福祉施設で11人、益田保健所管内の高齢者福祉施設で5人、学校2校でそれぞれ17人、14人、浜田保健所管内の高齢者福祉施設で5人、雲南保健所管内の児童福祉施設で8人が感染。累計は873件。
関係者の感染で松江市立小1校が学級閉鎖。
鳥取県の保健所管内別の内訳は米子436人、鳥取市413人、倉吉162人。
鳥取市の社会福祉施設2件で12人と9人、事業所で10人、医療機関2件で8人と7人、県庁本庁舎3階で6人、米子市の社会福祉施設で15人、事業所で11人、保育所で8人、医療機関で7人、高齢者福祉施設で6人、日野郡の高齢者福祉施設2件で10人と8人が感染。累計は655件。
関係者の感染で鳥取市の白兎養護学校が休校、倉吉市の倉吉総合産業高校が一部学級閉鎖となった。
累計感染者数は島根11万9178人、鳥取9万4835人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計364床)が49・7%、鳥取(確保病床351床)43・9%。宿泊療養は島根15人、鳥取36人。重症者は島根2人、鳥取はいない。
(青山和佳乃、藤井俊行)