島根県と鳥取県が17日、1211人、1086人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。16日確認分。島根、鳥取とも千人を超えるのは5日連続。島根で感染者4人、鳥取で60代、90歳以上、年代非公表の感染者計3人が死亡し、累計死者数はそれぞれ148人、136人となった。クラスター(感染者集団)が島根で5件、鳥取で8件発生した。
島根県で、診断した医療機関の所在地別の内訳は、出雲市363人、松江市353人、浜田市83人、雲南市81人、益田市70人、大田市60人、安来市59人、隠岐の島町37人、江津市29人、奥出雲町20人、邑南町13人、西ノ島町9人、飯南町8人、吉賀町6人、津和野町2人、川本町1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が17人。
クラスターは雲南保健所管内の学校5人、出雲市内の学校部活動11人、浜田保健所管内の高齢者福祉施設2カ所各5人、隠岐保健所管内の高齢者福祉施設25人で、県内のクラスターは累計878件となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子503人、鳥取市441人、倉吉142人。
クラスターは鳥取市の高齢者福祉施設2カ所でそれぞれ27人、8人、専修学校7人、県立鳥取東高校46人、八頭郡の高齢者福祉施設15人、東伯郡の医療機関13人、倉吉市の高齢者福祉施設9人、米子市の事業所8人で、累計663件。
鳥取市議会事務局は議員1人の感染確認を発表したが、業務に支障はない。
累計感染者数は島根12万389人、鳥取は感染者を1人取り下げ9万5920人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計360床)が49・4%、鳥取(351床)は42・2%。宿泊療養は島根16人、鳥取32人。重症者は島根1人、鳥取はいない。
(清山遼太)