16日午後7時20分ごろ、松江市島根町多古の多古鼻灯台から北西約24キロの日本海で、ともに共和水産(境港市栄町)所属の巻き網漁船「第28光洋丸」(135トン、24人乗り組み)、「第3海幸丸」(194トン、9人乗り組み)が衝突したと、同社職員から境海上保安部に通報があった。光洋丸が沈没したが、乗組員は海幸丸に救助され、全員無事だった。

 同海保によると、光洋丸は網船、海幸丸は灯船で、ともに操業中だった。現場は油の臭いがしており、油漏れの可能性がある。

 通報時の天候は晴れ、西の風5メートル、波の高さ0・5メートルで、視界は良好だったという。