展示作品を紹介する花田桃愛さん=出雲市塩冶町、蔵カフェおもひで屋
展示作品を紹介する花田桃愛さん=出雲市塩冶町、蔵カフェおもひで屋

 【出雲】出雲市内の中学1年生、花田桃愛(ももあ)さん(12)の初の絵画展が、同市塩冶町の「蔵カフェおもひで屋」で開かれ、アクリル絵の具を使った独創的な12点が来場者を楽しませている。1月16日まで。

 花田さんは小学6年の時に不登校になり、その頃に動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で見た、アクリル絵の具によるグラデーション作品に感銘を受けた。「私も描いてみたい」と創作を独学で始めた。アイデアは急に浮かぶといい、思いついたら1、2日のうちに無心で仕上げる。

 会場は炎や鳥の絵、抽象画などが並び、キャンバス中央に描いた目が印象的な作品「アイ」は、油絵のような質感が特徴的。作品「ただのプリン」は、かわいらしいプリンが目を引き、見る人それぞれに異なる印象をもたらす。

 花田さんは「感想をもらえるとうれしい。多くの人に見てほしい」と話した。入場無料。鑑賞できるのは正午~午後4時。火、水曜は定休日、27日~1月4日は休業。   (黒沢悠太)