ウッドスタイルが手掛けたキッチンカー=松江市福原町、同社
ウッドスタイルが手掛けたキッチンカー=松江市福原町、同社

ウッドスタイルが手掛けたキッチンカー=松江市福原町、同社 木製家具製造のウッドスタイル(松江市福原町)が、コロナ禍に苦しむ飲食業向けに、軽トラックをキッチンカー(移動販売車)仕様にする荷台用特製スペースの販売を始めた。オーダーメードの技術を生かした新規事業で、第1号は飲食店経営のケイ・ファクトリー(松江市黒田町)が導入し、4月から団子と抹茶を販売する予定。

 特製スペースは、軽トラックの荷台に屋根や外壁を木製箱形で設置し、内部にシンクや調理台を取り付ける仕組みで、車検の際には取り外せる。車両は依頼者の持ち込みか、同社が業者から用意する。

 価格はシンクや作業台、換気扇などを備える標準型で約90万円。依頼者の要望に柔軟に対応する考えで、西村幸平社長は「別注家具を取り扱っているからこその強みがある」と話した。年間12台程度受注し、約1200万円の売り上げを目指す。

 「らーめん茶屋てまり」(松江市黒田町)を経営するケイ・ファクトリーは、松江のお茶文化を身近に楽しんでもらおうと、グループ会社の団子を、1杯ずつたてた抹茶とともに販売する。川島隆社長は「キッチンカーは、1台だけでなくまとめて出店することでより集客につながる」とし、導入が増え、飲食業が盛り上がることに期待する。 (藤本ちあき)