島根県邑南町が12日、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける地元の飲食店と喫茶店に一律20万円を給付することを決めた。対象は64店舗。コロナ前と比べ、減収となっていることを条件としておらず、近く申請の受け付けを始める。

 町によると、新型コロナに伴う給付金事業で、減収を条件としないのは県内市町村で初めてという。

 町は地元店舗について、決算資料などを基に調査した結果、コロナで売り上げが減少し、厳しい経営環境になっていることを確認。

 12日の町議会臨時会に事業費1280万円を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を提出し、可決された。

 町が企画する感染症対策の講習会を受けることを条件に8月2日まで申請を受け付ける。

 給付額は県内の他の市町村の制度を参考に設定。財源にはコロナ対応の臨時交付金を充てる。

 補正予算案は、ひとり親世帯を対象にした生活支援特別交付金なども計上し、総額は3800万円。補正後の一般会計総額は前年同期比0・7%減の123億6600万円となった。

      (糸賀淳也)