益田市西平原町の唐音(からおと)水仙公園で、市の花・ニホンスイセンが咲き始め、冬の日本海をバックにかれんな白い花が咲き競っている。
地元住民でつくる鎌手ふるさとおこし推進協議会が1993年に植栽を始め、斜面約3ヘクタールに200万球が植わる。
10日、山口県岩国市から訪れたアマチュア写真家の市木正人さん(86)は「所属するデジカメ同好会の月例会に出す写真を撮ろうと訪れた。よい香りが漂っている」と話し、カメラのシャッターを切っていた。
地元の鎌手公民館によると、昨年のクリスマス前に一度四分咲きとなったが寒波で散り、現在は園内の場所によってまちまちだがおおむね二、三分咲き。見ごろは1月下旬で2月初旬まで楽しめそうだという。
(中山竜一)