来場者と作品について語り合う大森幹雄さん(右)=出雲市西平田町、ぎゃらりーHand&Hand
来場者と作品について語り合う大森幹雄さん(右)=出雲市西平田町、ぎゃらりーHand&Hand

 【出雲】出雲市園町の日本画家、大森幹雄さん(68)と教室の受講生による作品展が同市西平田町のぎゃらりーHand&Handで開かれている。色彩が豊かに表現された花や風景画の作品21点が来場者を魅了している。2月4日まで。入場無料。

 島根日本画協会理事などを務める大森さんは松江市と出雲市で教室を持つ。指導では生徒の考えを尊重することを大切にし、自身の技術も余すことなく伝える。

 会場には60~80代の受講生10人の力作も並べた。繊細な色使いのバラやツバキ、スイセンのほか、金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)を貼って厳かな雰囲気を作り出した作品があり、丁寧な作業ぶりが伺われる。

 大森さんは「一生懸命描いた作品が並んでいる。日本画の魅力を知ってほしい」と話した。(藤原康平)