読者の皆さんから、身近なテーマについて意見を募り、山陰中央新報とSデジに掲載する「さんコメ!」。「無痛分娩(ぶんべん)の是非」に、たくさんの投稿をありがとうございました。紙面では投稿の一部を紹介します。Sデジに全ての投稿と記者の雑感を掲載していますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)
無痛分娩もできる産婦人科でしたが、選びませんでした。自分の力で産めるのならそれでいいというシンプルな理由です。どんなお産も等しく素晴らしく、優劣なんかないのに、周りが声を上げるのはどうなんだろうと思います。(みかん大福)
産婦と医療者の信頼関係が成立していて、無痛分娩に納得していたら「あり」だと思います。納得した選択ができるように、産婦の思いをしっかりと傾聴する必要があると思います。(やっこ)
第1子は自然分娩でしたがいろいろとトラウマ(心的外傷)が残り、次があれば無痛分娩にしたいです。母親の心身に関わることなので、周りがとやかく言わないでほしいです。(ゆう)
1人目の陣痛がつらく、2人目は無痛を検討しましたが、費用がかかるし、デメリットもあるので諦めました。幸せなお産にしたくて調べると「ソフロロジー」という方法に出合いました。びっくりするくらい痛くなく、落ち着いてお産ができました。(かほよーたママ)
ドキュメンタリー番組で無痛分娩の様子を見て、とてもいいと思いました。娘たちにはぜひ勧めたいと思います。
赤ちゃんへの影響がなければ、家族、医師、助産師と相談したうえでケース・バイ・ケースで選択できたらいいなと思います。高齢出産や幼児のきょうだいがいる人とか、産後早く体力回復が必要な人には良いと思います。(かわらなでしこ)
妻は自然分娩でした。夫の私はコロナ禍で産院に入れず、出産の大変さは想像するしかありません。無痛分娩で産婦の負担が減るのなら賛成です。今もまだ、産道を通ったかどうかが子どもに影響を与えるといった考えを信じる人も一定数おり、出産に関する偏見をなくす取り組みが必要です。(悩みの種)
「陣痛ってどんな痛みだろう」という興味で、自然分娩を選びました。想像を超える痛みで、いい経験、思い出にはなりましたが、だからといって他人に勧めるつもりはありません。出産も、育児への考え方も人それぞれ。(ゆきだるま)
キャサリン妃が産後7時間で退院、ハイヒール姿で登場したニュースに驚きました。無痛分娩だからできるんだろうか…。母親は産後すぐ育児が始まり、休む暇がありません。無痛を選んで少しでも母体の負担を減らして、育児を始めるのはとてもいいことだと思います。(まつぼっくり)
麻酔による事故を目にするたびに「怖いな」と思いますが、無痛分娩を選ぶ友人が増えているし、母子ともに健康に出産を終えています。(パンダ)
8年近く前に東京にいる娘が無痛分娩をしました。医師に「安産ですよ。あと40分後に産まれます」と言われ、本当にそうでした。産後の痛みもほとんどなく、翌朝には歩いていました。子育ては大変ですが、無痛分娩で良かったと娘は言っていました。
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次回のテーマは「お墓、どうする?」です。核家族化や少子化を背景に、先祖代々の墓の維持に不安を覚える人は多いです。墓じまいをして永代供養にするにしても、一般的な墓に加え、樹木を植えた区画に遺骨を埋葬する「樹木葬」など、さまざまな選択肢があります。
コメントをツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「#さんコメ」をつけて、つぶやいてください! 匿名OK。ペンネームがあるとうれしいです。2月中に特集を組みます。