木製マグネットの作り方を伝える生徒(左)=松江市西浜佐陀町、古江公民館
木製マグネットの作り方を伝える生徒(左)=松江市西浜佐陀町、古江公民館

 【松江】松江市古志町、島根県立松江ろう学校の高等部産業技術科の生徒による作品展がこのほど、古江公民館(松江市西浜佐陀町)であった。木製マグネット作りなどの体験コーナーのほか、服飾や木工芸の作品が展示され、来場者は活動に理解を深めた。

 ろう学校の活動を紹介し、地域と交流するため実施し29回目。体験コーナーは3年生3人が中心となり企画し、木製マグネット作りやハンカチにアイロンプリントをして住民と楽しんだ。

 展示ではベンチや本棚のほか、浴衣や小物入れといった多様な作品が並び、来場者が足を止め見入った。

 3年の山縣(やまがた)りあさん(18)は「学校の魅力を知ってほしい」と手話で呼びかけた。母親と訪れた松江市西川津町の小学生山本佳(か)穂(ほ)さん(9)は「ハンカチの絵がかわいかった。手話を教えてもらった」と喜んだ。

  (古瀬弘治)