大田高校(大田市大田町)の生徒と菓子・土産物卸売販売の森田製菓(同市長久町)が共同開発した新商品「ひとくち いちごオレようかん」が、15日にお披露目された。大田市産イチゴのジャムを、ようかんに混ぜた和洋折衷の1品。19日から県内のスーパー、土産物店で売り出す。
2年生3人と同社が昨年10月、開発に着手。ようかんのまろやかな甘みとイチゴの爽やかな酸味がマッチするよう、何度も試作を繰り返した。大きさは食べやすいよう縦7センチ、横3・5センチの一口大にした。
市役所(同市大田町)であった試食会で木村友紀さん(17)は「若い人が食べてもおいしいと思う」とし、通常の和菓子と異なり「凍らせたりコーヒーと一緒に食べたりするのもお勧め。さまざまな食べ方をしてもらったらうれしい」とPRした。
地域課題の解決に取り組む同校生徒と、地元企業が連携して開発した商品は二つ目。森田製菓は今後、県外での販売も目指す。10個入り標準小売価格400円。問い合わせは同社、電話0854(82)0870。 (錦織拓郎)