浜田市の課題や将来を市民が考える「協働のまちづくりフォーラム」が11日、市内であった。地元小学校の児童やまちづくり団体に参加する若手市民が活性化策を発表した。
県立大浜田キャンパス(浜田市野原町)の学生らによるまちづくり団体「市若者会議」のメンバーは、住民を巻き込んだイベントの計画を説明した。2023年度は旧市町村単位の5地区ごとに開く予定で、県立大地域政策学部2年の寺迫麟さんは「あらゆる世代が挑戦しやすい地域をつくりたい」とまとめた。
原井小(同市港町)の6年生は1年間のふるさと学習でイベント、商店街、祭りなどの五つの視点から検討した若者の定住策を紹介。商店街のにぎわい創出策を考えたグループは、空き店舗を企業に安く貸し出すよう提案した。
フォーラムは市と市教育委員会が主催し、約180人が参加した。
(中村成美)