松江市西川津町の「中古釣具かいと」で発生した強盗事件で、犯人は客が使わない裏の通用口から店内に侵入したことが16日、被害に遭った店主の証言などで分かった。

 松江署は、店主が奪われた現金は約6万円だったことを明らかにした。

 事件は15日午後8時45分ごろ、雨具を着てマスクを着けた30~40代とみられる男が店内に侵入。40代の男性店主に刃物のようなものを突き付けて脅し、現金を奪って逃走した。

 店主によると、午後8時の営業終了後、客が出入りしない裏口のドアがノックされ、開けたところ、男が刃物のようなものを突き付けてきた。裏口を出ると細い道を隔てて川があり、車以外の手段で逃げた可能性もあるという。店舗内に設置していた防犯カメラに、犯行の様子は写っていなかったという。

 同署は付近での防犯カメラのチェックや、河川敷での遺留物の捜索などで手掛かりを探している。