衆院議長や外相を務めた自民党の重鎮、河野洋平氏(86)に日本の安全保障政策の大転換について聞いた。

 (聞き手は共同通信編集委員・川北省吾、内田恭司)

 ―国のかたちが変わりつつある。

 「日本は国を挙げて戦争に突き進み、80年近く前に敗戦を迎えた。多くの人命を失い、築き上げてきた国民の資産をなくし、無条件降伏した。その反省から、民主主義によって...