ステンドグラス風に仕上げた作品に見入る来場者=出雲市今市町、出雲科学館
ステンドグラス風に仕上げた作品に見入る来場者=出雲市今市町、出雲科学館

 【出雲】出雲市立中学校14校の美術の授業や美術部で制作した絵画、立体作品の作品展が25日、出雲科学館(出雲市今市町)で始まった。市内の風景画や動物、スポーツを題材にしたボックスアートといった約400点が来場者を楽しませている。26日まで。入場無料。

 市教育研究会中学校造形部会(部長・大森竣也浜山中学校長)が、学習や部活動の成果を紹介し、他校との交流を通じて生徒の創作意欲を高めようと毎年、開いている。

 出雲ドームを背景にした田園や海の風景画は地元の美しさを巧みに表現している。画用紙にラミネートをかけたステンドグラス風の作品や卵に着色し雑貨などを付けてキャラクターを描いた作品は個性的なアイデアでカラフルな色使いが目を引く。

 ガラス細工のペーパーウエイトを出品した斐川東中学校1年の北川勇一さん(13)は「どの作品も丁寧に作られていて、すごいと思った」と話した。大森部長は「中学生の伸び伸びした発想と、作品に込められた思いを感じてほしい」と来場を呼びかけた。

 最終日は午前10時~午後3時半。入場は午後3時まで。

      (黒沢悠太)