山陰両県の各河川で1日、渓流釣りが解禁された。出雲市や大田市を流れる神戸川の支流では待ち望んだ愛好家がそれぞれのポイントに繰り出し、「渓流の女王」と呼ばれるヤマメを次々と釣り上げた。
神戸川流域には早朝から約100人がさおを出した。ルアー釣りのほか、イクラやヤナギムシの餌を川の流れに合わせて落とし込み、やりとりに集中。23センチの良型も釣れたという。
出雲市佐田町の高津屋川で楽しんだ広島県福山市の公務員堀川仁志さん(64)は「神戸川でのヤマメ釣りは初めて。釣り方が難しいが、(2時間半で)約15匹釣れた」と話した。
このほか、益田市と島根県津和野、吉賀両町にまたがる高津川や鳥取県西部を流れる日野川などでも渓流釣りが始まった。
(藤原康平)