国史跡の月山富田城跡(安来市広瀬町富田)で、恐竜の着ぐるみ姿のまま山城を登るイベントがあった。参加者は恐竜になりきって、全国でも屈指の堅城として知られる月山富田城の攻略に挑んだ。山城に挑む恐竜たちの姿を写真で紹介する。(安来支局長・桝井映志)

恐竜になりきり月山富田城跡を登る参加者=安来市広瀬町富田
駐車場で着ぐるみを着る参加者。着ぐるみは空気で膨らませるエアーコスチュームというタイプ(写真はいずれも安来市広瀬町富田、月山富田城跡)
山中御殿平に近い駐車場から望む月山富田城跡。勾配は急だ

 

 月山(約190メートル)の中腹に位置する山中御殿平(さんちゅうごてんひら)に近い駐車場から、本丸、二ノ丸、三ノ丸がある山頂まで、約760メートルのコース。

 

中腹の山中御殿平で、矢田醤油店の矢田敦子さん(左手前)から月山富田城跡の説明を聞く恐竜
山中御殿平を出発し、難所の「七曲がり」に向かう恐竜。まだ元気そうだ

 

参加した親子連れなど8人は、空気で膨らませるエアーコスチュームを身に着けて出発。身動きしにくい着ぐるみで、急勾配の難所・七曲がりは史跡整備でコンクリートの階段があるものの苦戦した。たどり着いた山頂では城下町・広瀬の眺望や記念撮影を楽しんだ。
 

難所の七曲がりを登る恐竜。城下町・広瀬が眺望できる
恐竜になりきり月山富田城跡を登る参加者=安来市広瀬町富田


 安来商工会議所主催の講座「安来まちゼミ」の一環で、昨夏の恐竜の着ぐるみで走るイベントに続き矢田醤油(しょうゆ)店(安来市中津町)が企画した。