明治の松江が舞台のNHK連続テレビ小説にちなんだ「ばけばけ」展が8日、松江市殿町のカラコロ工房で開幕した。ドラマに登場するスポットの位置関係が把握できる地図や出演者の衣装、小道具類など約40点が関心を集めている。入場無料で、来年3月31日まで。
島根県などが開いた。目を引くのは明治の松江城下とともに、主人公・松野トキ一家が暮らす家やヘブン宅、上級武士の雨清水家など約20カ所を落とし込んだ地図。八重垣神社(松江市佐草町)を除けば、松江城を中心に徒歩圏内でドラマが展開されていることが分かる。
衣装は、ヘブンの良き理解者となる錦織友一が東京時代に着た和服や、トキの実父母の雨清水傳(でん)・タエの着物など4点。小道具類はヘブンが寒さしのぎに使った陶製の湯たんぽや、トキが好きなお化けのお面など15点がある。
このうち松野一家にある碁盤は、薄い板1枚に線を引いて台の上に載せただけの作りで、シジミの貝殻が碁石代わりとあっては、いい音がするはずもない。武家のたしなみとされた囲碁を愛しながらも、没落した一家の貧しさが伝わる。
初日はオープニングセレモニーに続き、来場者がじっくりと見入った。7日の国宝松江城マラソン2025に参加した東京都港区の会社員梶山裕子さん(60)は「松江城も観光した。周囲ではばけばけがすごく話題になっているので、展示を機に視聴したい」と話した。
(板垣敏郎)













