放送法の「政治的公平」に関する総務省文書からは、安倍内閣の政策決定過程が浮かび上がった。首相官邸側の個別番組に対する不満に端を発し、対応を迫られた総務省。密室で協議し、「法の番人」と呼ばれる内閣法制局を通すことなく、総務相の国会答弁で法解釈を事実上変更した。政府は記述が全て正確だとは認定してい...