【松江】視覚に障害のある人の歩行を助ける「点字ブロックの日」に合わせ、島根県立盲学校(松江市西浜佐陀町)の児童生徒6人が18日、松江市朝日町のJR松江駅前で点字ブロックの重要性を訴えるポケットティッシュを配布した。
点字ブロックが世界で初めて敷かれた日で、記念日として認定されている。小、中、高等各部の児童生徒が「点字ブロックの上に、ものを置かないで」「点字ブロックは命綱」と大きく記したポケットティッシュを500部配布した。盲導犬と歩く人を見た際は、犬に餌を与えないよう注意を促すリーフレットも併せて配った。
小学部6年の永瀬琉生(るい)君(12)は「多くの人に受け取ってもらえて良かった」と喜び、中学部3年の岡桐生(とうき)さん(15)は「これからも啓発活動に力を入れたい」と話した。
生徒らの活動は2012年度に始まり、今回が8回目。新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの活動になった。
(清山遼太)