おかしいと思ったら188(いやや)にすぐ電話。島根県は進学、就職などで新生活が始まる時期を前に消費者トラブル予防を呼びかける動画を制作した。
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15秒の動画は、解約トラブルやマルチ商法など県消費者センターに寄せられる被害事例を紹介し「こんなトラブル起きてませんか」と注意喚起。相談窓口となる消費者ホットライン「188」の周知を図る。
全国的に、3~5月は新生活を始めた住民を狙う訪問販売や、引っ越しに関連する相談が増える傾向にあるという。県消費とくらしの安全室の永田慎主任主事は「『怪しいな』と思ったら一人で悩まず相談してほしい」と話す。動画は、動画サイト・ユーチューブで配信している。
県内では近年、春季に限らずインターネット通販の定期購入でトラブルになるケースが増加。「お試しで購入したつもりが定期購入契約になっていた」などの内容で、県消費者センターには2021年4~12月に132件の相談があり、22年の同時期は210件で1・6倍増加した。
(青山和佳乃)