ミニサンライズ号に乗って喜ぶ親子連れ=出雲市大社町修理免、道の駅大社ご縁広場
ミニサンライズ号に乗って喜ぶ親子連れ=出雲市大社町修理免、道の駅大社ご縁広場

 【出雲】保存工事中のJR旧大社駅(出雲市大社町北荒木)と周辺地域の魅力に触れる「大社駅はじまりフェスタ」が21日、駅周辺であった。雨が降る中、親子連れが国重要文化財の駅舎にまつわるクイズラリーや、ミニサンライズ号乗車を楽しんだ。

 クイズラリーは旧大社駅から出雲大社の参道入り口の勢溜(せいだまり)まで約2キロを散策しながら「旧大社線が廃止されたのはいつか?」といった問題を解いた。家族と参加した荒木小学校3年、前広蓮君(9)は「クイズは難しかったけど、みんなで歩いて考えるのが楽しかった」と笑顔だった。

 道の駅大社ご縁広場では、寝台特急サンライズ出雲を模したミニサンライズ号の乗車体験が人気で順番待ちの列ができた。

 旧大社駅では1912年に建設された初代駅舎のものとみられる遺構の見学会があり、参加者は担当者から説明を聞いて歴史に思いをはせた。

 フェスタはJR西日本山陰支社と出雲市、山陰中央新報社でつくるプロジェクト実行委員会が主催した。

  (佐野翔一)