1990年代初め、当選2回だった石破茂氏(衆院鳥取1区)は自民党の当選1~3回の国会議員と「政治改革を実現する若手議員の会」を結成した。小選挙区比例代表並立制を導入する政治改革を巡り、宮沢内閣の不信任案に賛成。自民党を離党して無所属から新生党、新進党に所属したが、97年に自民党へ復党した。あの改革をどう総括するのか。

 いま振り返れば、選挙制度改革は、当時思っていたようにはいかなかった。「間違えたかな」という率直な思いを強く抱いています。あの頃、小泉純一郎元首相は...