報道関係者に公開された松江市議会の議場=同市末次町、市役所新庁舎
報道関係者に公開された松江市議会の議場=同市末次町、市役所新庁舎

 松江市役所本庁舎(松江市末次町)の南側半分の新庁舎が5月8日に供用を開始するのを前に、30日、報道向け内覧会があった。市議会の議場など、完成間近の内部が明らかになった。

 

 新庁舎は地上6階、地下1階で、延べ床面積は約2万5千平方メートル。5月供用開始の南側は市民、保険年金、子育て給付など各課、市長室、市議会本会議場が入る。

 議場は、傍聴席64人分と記者席10人分を設け、議長席後方の壁は暖色の八雲和紙を使用。2~4階部分にせり出し、宍道湖を一望できるテラスも公開した。

 事業費は約155億7500万円を見込む。上定昭仁市長は「多額だが、その投資をしてしかるべき効果のある庁舎にするのが私の使命だ」と述べた。

  (佐々木一全)