イシガキフグを紹介する松本千優飼育展示係=出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウス
イシガキフグを紹介する松本千優飼育展示係=出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウス

 【出雲】フグの仲間たちを紹介する特別展「フクいっぱい!ぷくぷくワールド」が出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウスで開かれている。ハリセンボンやトラフグといったフグを形や大きさ、模様の違いで分けて展示し、多様性を伝えている。

 フグは見た目のかわいらしさから水族館で人気がある。今回は生きたフグ10種類60匹に加え、マンボウやウチワフグなど剥製標本の8種類57点を並べた。

 大きさの違いを示したコーナーでは最大で全長70センチ以上になるイシガキフグ(約30センチ)と世界最小のアベニーパファー(1~2センチ)を比較。イシガキフグは身の危険を感じた際はバスケットボールよりも体が膨れるという。

 松本千優(ちひろ)飼育展示係(24)は「同じフグでも見た目の違いがあり、それぞれの面白さがある。フグに興味を持ってほしい」と話した。

 5月8日まで。火曜日は休館。入場料は大人500円、小中高生200円、未就学児は無料。

 (藤原康平)