バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)西地区首位の島根スサノオマジックは12日、ホームの松江市総合体育館で、西地区2位の琉球ゴールデンキングスとの頂上決戦に臨み、72―87で敗れた。スサマジは42勝9敗。琉球は40勝11敗となり、スサマジとのゲーム差は2に縮まった。
(本社ニュースセンターデスク・舟越幹洋)
▽開始からオフェンスのリズム悪く
スサマジは先週末の広島ドラゴンフライズ戦で相手選手とぶつかったウィリアムス・ニカが欠場した。ディフェンスを頑張り、リバウンドが強く、琉球戦のかぎを握ると思われていただけに、チームにとっては大きな痛手だ。また、広島との激闘の疲れがあり、ゲーム出だしからスサマジ選手の動きが重かった。
スサマジはシーズン開始から、ウィリアムスを入れたスターティング5で戦ってきた。バスケットのオフェンスは、チーム内で呼吸を合わせ、連携して動くため、スターティング5の1人が欠けると、動きがちぐはぐになって流れが悪くなってしまう。
また、選手はライバル琉球とホームで戦う意味は痛いほど理解しているはずで、「シュートを決めなくては」という意識が働いてしまい、日ごろは決まるシュートが次々とリングに嫌われた。
▽琉球の厳しいディフェンスに苦しむ
琉球は今シーズン、スサマジと琉球のホームで3度対戦し、1勝2敗。ホームで2敗した悔しさは相当なものだっただろう。両チームとも出場を決めたチャンピオンシップ(CS)を見据え、見違えるほどチーム力が高まっていた。ゲームの開始から、体を張った厳しいマンツーマンディフェンスでスサマジを苦しめる。
第1クォーターは9―20。スサマジが普通にシュートを決めていれば、...












