9日の広島との第50戦は、今まで取材した試合の中でもベストゲームと言える内容だった。
8日の第49戦に71ー80で敗れ、選手たちが「やり返す」との思いを胸に臨んだ第50戦。試合は前半に先行されたが、第3クオーターで逆転。第4クオーターに再逆転を許し、77ー80で迎えた残り1秒にペリン・ビュフォード選手が放った3点シュートがリングに吸い込まれ、延長戦に突入。延長になっても勢いは衰えず、島根が勝利した。ビュフォード選手のマークについた広島のドウェイン・エバンス選手は「あの局面はファウルしてでも止めるべきだった」と試合後、悔しさをにじませた。
【撮れたて写真特集】連敗しないスサマジ 延長で広島下し首位キープ
ビュフォード選手の同点シュートはまさに「ビッグプレー」と呼ぶにふさわしいものだったが、シュートが決まった背景には三つの要素があったと思う。
一つ目はビュフォード選手がシュート...