独立行政法人国立病院機構・浜田医療センター(浜田市浅井町)が14日、患者1320人分の個人情報が保存されたポータブルディスク1個を紛失したと発表した。パスワードによるロックなど情報漏えい対策は取っていなかった。院内でなくした可能性が高く、現時点で情報の流出は確認されていない。
ディスクには過去10年分の患者ID、年齢、性別、病名、治療方針などを記録。患者名は入っておらず、患者IDと病院側のカルテと照らし合わせると誰の情報か分かるという。
担当職員が一人で管理しており、5日に使った後、自席に置いたまま帰宅し、7日に紛失に気づいた。院内を探したが見つからず、10日に警察に遺失届を提出した。
栗栖泰郎院長は「個人情報を扱う病院としてあってはならず、深く反省している」と陳謝。再発防止に向け職員研修で個人情報を扱うことの重要性を浸透させ、定期的に管理状況の確認をするとした。
14日にホームページで公表し、今後、対象の患者に書面で連絡する。相談窓口は同センター、電話0855(25)0505、受付時間は平日の午前9時~午後5時。













