島根県議会議員選挙の結果を踏まえ、県議会の自民系会派の構成を巡る動きが加速している。現状二つに分裂する中、最大会派・自民党議員連盟(五百川純寿会長、14人)が25日に新体制で総会を開くことを決めた。第2会派・県議会自民党(引退により会長不在、5人)や当選した自民系新人にも開催を案内しており、当日までに大勢が固まる見通し。ただ、考え方の違いなどから総会の案内をしていない議員も一部おり、懸案の両会派合流の行方はまだ見えない。

島根県議選 開票結果

 県議会の自民系会派は保守分裂の2019年知事選のしこりから、自民党議員連盟と県議会自民党の二つに分かれた。自民議連は丸山達也知事を担いだ議員が中心、県議会自民は同知事選で自民党推薦候補を推した議員などで構成。今回の知事選ではともに丸山知事を推し、選挙後の合流が現実味を帯びていた。

 一方、ここにきて政治的なスタンスの違いなどから、完全な合流は難しいとの見方が広がっている。

 関係者によると、自民議連に加わる条件として、...