プロキャリアで初の負傷判定負けとなった試合を振り返る三代大訓選手=松江市殿町、山陰中央新報社
プロキャリアで初の負傷判定負けとなった試合を振り返る三代大訓選手=松江市殿町、山陰中央新報社

 ボクシング・ライト級の三代大訓(ひろのり)選手(28)=松江市出身、横浜光ジム=が18日、松江市殿町の山陰中央新報社を訪れ、プロ初黒星を喫した15日のノンタイトル8回戦を振り返った上で「ショックは大きいが、負けを糧にしてさらに強くなる」と次戦に向けての意気込みを語った。 (景山達登)

 

 15日の試合は韓国・仁川(インチョン)で行われ、ジュン・ミンホ選手(韓国)と対戦。不運なバッティングで右まぶたを切り、5回途中に負傷判定負けとなった。

 1年3カ月ぶりに帰省した三代選手は、応対した同社の松尾倫男社長に試合内容を説明した後、「完全に気持ちを整理できていないが結果は変わらない。モチベーションは落ちていないので目(右まぶた)を治してまたやるしかない」と力強く決意表明。松尾社長は「前しか向かなくていい。今後も体に気を付けて勝ち進んでほしい」とエールを送った。

 けがをした右まぶたは、抜糸まで1週間程度かかるといい、抜糸後に目標とする世界タイトル獲得に向けて練習を再開する予定。当初、6月に予定されていた次戦が早ければ7月に行われることについて三代選手は「試合日程はずれるが、準備期間が増える」と前向きに捉えていた。

 三代選手のプロ戦績は、14戦12勝(4KO)1分け1敗。