【海士】大型連休で帰省や観光で訪れる人に、島根県海士町の循環型社会についての取り組みを紹介する展示が、同町福井のホテルEnto(エントウ)のジオラウンジで始まった。23日は展示に連動して、漂着ごみを生活雑貨に変えるための回収作業が近くの海岸であった。
展示は住民9人でつくる隠岐サーキュラーエコノミーデザインラボが主催。古道具の再利用といった町内九つの取り組みを紹介。このほか、町外四つの取り組みも合わせて、パネルと実物の商品などを展示している。
横浜市の企業が漂着したプラスチックを買い取り、皿やコースター、キーホルダーに加工する。海士町の漂着ごみも土産物にしようと、町民と隠岐島前高校の生徒たちが漂着したプラスチックの漁具や容器を回収し、工具で裁断した。
参加した2年の谷口鼓汰郎(こたろう)さん(16)は「身近なリサイクルを考えるいい機会になった」と話した。
展示は5月7日まで。午前9時半から午後5時まで、入場無料。(鎌田剛)













