8月末に開幕する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)主催のステップアップツアー「山陰ご縁むす美レディース」(山陰中央新報社共催)に向け、協会の競技委員らが25日、会場となる鳥取県伯耆町丸山の大山平原ゴルフクラブを視察した。コースの総距離を昨年から変更し13ヤード短い6500ヤード、パー72に決定。昨年44ミリの設定だったラフを70ミリとし難易度を上げた。
早朝、川西栄子競技委員長やコースセッティングを担当する佐伯三貴プロらがコースに入り、ティーイングエリアやバンカーの状態などに目を光らせた。
コースは通常営業時のアウト、インと逆の設定とした。各ホールでティーの位置を熟考し、大会12番(パー4)を昨年の362ヤードから388ヤードに延ばす一方、16番(同)は416ヤードから377ヤードと短くするなど入念に調整。ラフも長めに設定し、レギュラーツアー仕様に近づけた。
コースセッティングは2度目の佐伯プロは、昨年ルーキーながら大会を制して勢いに乗り、レギュラーツアーでも優勝した川崎春花の活躍を踏まえ「名称にちなみ、いろんなご縁がつながり、選手が世界へ羽ばたく懸け橋になってほしい」と大会に期待した。
大会は8月31日から3日間開催し、選手108人が出場。予選2ラウンドの上位50位タイまでが最終日の決勝ラウンドに進み優勝を争う。賞金総額2千万円、優勝賞金360万円。8月30日には、大会協賛企業・団体の代表と女子プロが一緒にラウンドするプロアマ大会がある。
(景山達登)