鳥取県内での東京五輪聖火リレー最終日は22日、琴浦町から9市町を巡り、ゴールの鳥取市布勢の布勢総合運動公園球技場で全日程を終えた。県内は2日間で計164人・組で全19市町村、約31キロを巡った。
最終日は午前9時に琴浦町別所の県道をスタート。北栄町、三朝町、湯梨浜町、岩美町、八頭町、智頭町、若桜町、鳥取市の順で聖火をつないだ。
同球技場には午後7時45分ごろに到着。コース見直しで中止した鳥取砂丘を走る予定だった人は、代替として球技場の周回コースを走った。
会場内の式典では最終走者で、視覚と聴覚の両方に障害がある盲ろう者の今本由紀さん(49)が、約300人が見守る中、トーチから聖火皿に点火した。
リレーは北栄町と鳥取市を除く、7町では事前申し込みで観覧を規制した。県実行委員会によると、沿道などで約7400人が観覧した。
聖火は兵庫県(23、24日)へ引き継がれる。(藤井俊行)