松江市殿町の松江城山公園で、珍木「ナンジャモンジャ」(正式名・ヒトツバタゴ)が純白の花を咲かせ、観光客が甘い香りとともに楽しんでいる。
「ナンジャモンジャ」はモクセイ科の植物。城山公園の馬溜の近くや椿谷に植えられ、満開になると木全体が白い雪で覆われたようになり、地元住民や観光客の目を引いている。
松江城山公園管理事務所によると、4月20日に開花し、見頃はゴールデンウイークの終わりまで。観光客は天守に続く石段の近くで満開の「ナンジャモンジャ」を見て驚き、白い花とともに甘い香りも楽しみ、記念撮影していた。
同僚と訪れた益田市匹見町の自営業、藤岡篤司さん(32)は「風にゆらゆら揺れてきれい。珍しい花を見られてよかった」と笑顔で話した。(井上雅子)