戦後日本のファッションをテーマにした企画展「ファッション イン ジャパン1945―2020」(県立石見美術館、国立新美術館、山陰中央新報社など主催)が20日から益田市有明町の同館で始まる。19日は内覧会があり、来場者が社会の変化を物語る展示品を鑑賞した。

 ファッションと社会の関わりを発信者であるデザイナーと受容者である消費者の双方向からとらえる企画展。和装から洋装への変化、洋裁ブームの到来、日本人デザイナーの躍進、DCブランド最盛期、原宿系ファッションなど時代ごとに分けた作品約650点を展示。自然布の作品約100点を紹介する特別展示もある。

 会場には戦前・戦中の国民服やもんぺ、1964年東京五輪の日本選手団の開閉会式用ユニホーム、同県吉賀町出身の世界的デザイナー・森英恵氏のイブニングドレス、映画衣装、DCブランドの衣服、アイドル歌手の衣装などが並ぶ。

 県立石見美術館の南目美輝学芸課長(49)は「自分がかつて着ていた洋服を通して社会の変遷を振り返るとともに、今後のファッションにも思いをはせてほしい」と来場を呼び掛けた。

 会期は5月16日までで開館時間は午前9時半~午後6時(入場午後5時半まで)。毎週火曜日休館。有料。(中山竜一)