鳥取県が対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の業務活用を検討するため、6月上旬にワーキングチームを立ち上げる。政策の意思決定に関わる部分での使用を禁じるという方針は変えないが、業務効率化につながる使い道がないか協議する。
デジタル担当の職員や有識者で構成。6月中をめどに暫定版のガイドラインを策定した上で、活用方法を探る。平井伸治知事は定例記者会見で「チャットGPTはメリットもある。活用できるものは活用していけばいい」と述べた。
チャットGPTについて県は、AIに質問する際に個人情報や県政の機密情報の漏えいが懸念されるとし、業務パソコンからアクセスできないよう制限。職員の政策策定、議会答弁資料の作成、予算編成で使用を禁止している。
(岸本久瑠人)